終身雇用崩壊と言われている現代で「大手・有名企業に入れば、将来安泰だ!」と
自信を持って言える世の中ではなくなりつつあります。
それでもやはり、大手・有名企業で働くメリットは多いのも事実。
そこで働くメリットや内定を得るために行う準備、
準備不足だとどんなリスクがあるかなど、幅広く解説します。
特に大手・有名企業で働きたい方は必見です。
◆大手・有名企業に入社できれば・・
・教育制度が充実
社内でしっかりとした研修制度が設けられていたり、
会社によってはグループ全体の研修や社外研修などもあります。
一から教えていくことが前提の会社も多いので
「背中を見て覚えろ」などの無茶ばかりということはないでしょう。
また研修期間も数カ月など長期間だったり、数年単位で育成するカリキュラムであることも。
安心して学びながら成長できる環境であることが多いです。
・稼げる
大手・有名企業は多くの売上を上げている分、社員の給料も高いです。
一見、基本給20万円ほどだとしてもさまざまな手当が付いた結果、
実質月25万円~30万円以上+ボーナス(企業によってはもっともらえることも)など、
1年目から高収入も実現できるでしょう。
・その他、福利厚生などの待遇面も充実
企業によっては家賃手当・補助など、実質の手取りアップに繋がる制度がある会社も多いです。
特に一人暮らしの方は家賃の月数万円が浮くとなれば、
場合によっては年間100万円近くトクをすることも。
他にも会社やグループ独自の制度、企業年金など老後も安心できる制度があるなど、
とにかく福利厚生が充実しています。
・社会的信用が高い
例えば将来、家や車など、ローンで購入する際、必ず審査が伴います。
大手・有名企業(よほどのことが無い限り、倒産しないなど)の社会的信用があれば、
多少高い金額だとしても審査に通る確率が上がるでしょう。
私は弱小フリーランスなので、家のローンを組む時は
追加の書類を揃えるなど、本当苦労しました・・
・家族や友人に自慢できる
帰省時や学生時代の友人に会う際、かなり高い確率で仕事の話をすることになるでしょう。
周りは中小企業で勤めている中、自分は大手・有名企業勤めだと知られれば、
「え、あの有名な会社で働いてるの!」「あなたは自慢の子どもだ」と言われることも。
企業規模がすべてではありませんが、言われて悪い気はしないですよね。
◆就活には入念な準備が大切
大手・有名企業で勤務したいなら、
ライバルも多く採用難易度は高くなりやすいので、少しの差が合否を決めることも!
就職活動(書類選考や面接)を成功させるには、本番での臨機応変の対応はもちろん、
それらを実現するための事前準備が超大切です。
- 企業情報(経営理念、事業内容、仕事内容など)の収集
- 自己分析(自身の強みや弱みの把握など)
- ES(エントリーシート)の記入
- 面接対策 など
面接本番まで何をすべきかを以降に解説していきます。
◆どんな準備をするべきか
1.インターンシップへの参加
早い方は大卒の場合、1年生~3年生の間にインターンシップ(職業体験)へ参加する方もいます。
場合によっては、そのままインターン先で就職する方も。
インターンで成果を出したり、アピールすることで選考本番で有利に働くこともあります。
またインターン参加者には、特別な選考フローになることや
内定率アップに繋がる例もあるので、働きたい企業がインターンを開催していれば
積極的に参加すると良いでしょう。
実際に学生が企業を見るように、企業も学生をよく見てたりします(元人事採用の経験あり)。
2.就活のスケジュールを把握する
基本的に3月に企業エントリーおよび企業説明会、エントリーシート提出が始まります。
おおよそ6月から選考(書類選考・面接など)がスタートし、
早い方は夏までに内々定を得る方も。
企業によって開始スケジュールがやや違うこともあるので、
興味のある企業は欠かさずチェックしましょう。
3.就活用のアプリやサイトに登録する
学校から就活サイトの登録を促されることもあるかと思いますが、
紹介された大手サイトへの登録だけでなく、
自身で他の就活サイトを調べて登録するのもおすすめ。
大手サイトにはない、優良企業が掲載されていることもあり、
自身で管理できるだけ登録すると良いでしょう。
4.自己分析
企業を知る前にまず、自分自身を知ることも大切。
いきなり面接に参加して、例えば面接官に「あなたの強みはなんですか?」と聞かれたら、
スッと答えられますか?(私は絶対無理です・・)
自分は何が好きで、得意で、苦手で、どんな人柄で・・など、
家族や友人、または就活のプロに聞きながら情報を客観的に整理していきましょう。
5.企業研究
一企業の情報を知ることも大切ですが、
就活前の段階で、どんな業界・どんな職種で働きたいかが明確に決まっている人は、少数ではないでしょうか。
まずはどんな業界や職種が存在するのかなど、ある程度希望が決まっていたとしても
知識を増やすことに損はありません。
調べるうちに「やっぱり私は○○業界で働きたい」と再認識し、自信が湧いたり
「実は自分がやりたい仕事って▲▲業界かも」という気づきに繋がることもありますよ。
就活中、さまざまな悩みや苦労はつきもの、就活の悩みあるあるは下記にまとめています。
6.会社説明会への参加
新卒の場合は、新卒向けの会社説明会を開催しています。
就活サイトやHPからエントリーできるのがほとんど。
内容としては、事業内容や会社の魅力、働く先輩の話などです。
最後は質問タイムもあるので、気になる方は直接会話できるチャンスなので
積極的に質問してみましょう。
7.企業への申し込み(エントリー)
自己分析や業界などの下調べが済んだら、早速エントリー!
エントリーシート(ES)の記入をし、あなた自身や熱意を文字にして伝えましょう。
不安であれば、周囲や先輩、キャリアセンターの方に聞くなど、チェックしてもらうと良いかも。
8.選考開始(書類選考や面接)
エントリーが終われば、書類選考や面接がスタート。
合否を待つ時間は本命の企業であるほど、ドキドキします。
面接では実施前に受け答えの練習など、あらかじめ流れを想定する準備も大切です。
途中で噛んでしまったとかトラブルもあるかもしれませんが、
一言一句細かく見ている面接官はいないと思います。
しかっり準備をした分だけ、あなたの熱意も伝わりますよ。
◆準備不足だとこんなことが・・(具体例)
△失敗例
・情報が交錯
就活はさまざまな企業と同時並行しながら選考が進む状況も珍しくありません。
中には似たような業界だと、情報が交錯し、面接で的外れなこと言ってしまうハプニングも。
研究不足だと心象が悪くなり、不合格に繋がりかねないので注意が必要です。
面接前にしっかり情報を整理しましょう。
・会話が成り立たない
自己分析など準備不足の場合、いざ質問された際、答えられずにフリーズなんてことも。
個別面接はもちろん、集団面接でそんな状況になれば、もはや地獄絵図・・
情報が足りなくて、何を話せばいいか分からない→黙ってしまう→パニックになり、とんちんかんなことを口走ってしまい、また場が凍り付くという悪循環へ・・
企業は学生のコミュニケーション力をよく見ています。
質問に適切な答えが出せるかが合否を決めるといっても過言ではありません。
◆就活は「一企業・一発勝負」
同じ企業に再度チャレンジは、基本的に不可です。
一度でも不合格の判定が出た際は、諦めるしかありません
(数年後、中途採用でチャレンジするならありかもですが・・)。
あまり不合格後もしつこく連絡すれば、
最悪企業内でブラックリストに入り、中途採用でも二度と書類選考すら通らないかも・・
結果はどうあれ、この一回に全身全霊で後悔のないよう挑戦したいですね。
ブラック企業に就職しようものなら、大変な目に合いかねません。
まとめ
今回は「就活で必要な準備は?準備不足だと・・」について解説。
何事も準備が大切です。就活においても例外ではありません。
就活は一発勝負な残酷な世界でもあります。
後悔しないために、しっかり準備したいですね。
あなたの就職活動を陰ながら応援しています。ファイト!
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